竹の子ご飯と鯛の天ぷら

どうも、NEKODAです。

今日は春になったら一度は食べたい我が家の定番ご飯をご紹介します。若い頃はわざわざ自分で料理するとは思ってませんでしたが、ひょんな事から毎年恒例の季節を感じるお食事になりました。

新しく一人暮らしをする方や新社会人になる方にもおすすめですよー^ ^

竹の子の季節です

春になったら1度は食べたいのが竹の子ですよね。といっても若い人はわざわざ自分で竹の子を調理する人は少ないかと思います。ですが、この時期だけ、旬の竹の子は竹の子ご飯天ぷらが最高に美味しいんです!。ちょっとアク抜きなんかが面倒かもしれませんが、その手間を超えてくる旨さがありますよー!。

ちなみに竹の子のアク抜きですが、昔ながらの米ぬかに唐辛子もいいですが、大根汁で漬け込む方法が簡単です。

大根おろしを作ったときにでる汁に竹の子を漬け込みます。竹の子のサイズや味覚の違いによって漬け込む時間が変わりますが、大根汁200㎖に水200㎖へ塩小さじ1の割合が基本です。竹の子のサイズが大きい場合は多めに作って下さいね。※竹の子がヒタヒタに浸かる程度が目安です。

我が家では、この下ごしらえが終わったものを竹の子ご飯と天ぷらにして楽しみます。

竹の子ご飯には竹の子とお揚げさんのみ、味付けは白だしのみです。シンプルですが竹の子の風味がしっかり味わえます。また、食感のサクサク感、竹の子の甘みの強さも感じられますよー。

天ぷらは、まずは塩でいただきます。塩で食べる竹の子の天ぷらは、より甘みが強くなります。皆さんあんまり食べないと思うので伝わらないかも知れませんが、実は生のヤングコーンがこの味に近いです。※ヤングコーンを天ぷらにすると、ほぼこの味

塩も美味いし、天つゆでも旨し!

この季節の竹の子、本当に最高です(アク抜きに失敗すると…、まぁ、それも経験ですかね)。

ウコギの天ぷら

竹の子を仕入れたときには必ず天ぷらにします。そこで以前記事にしたウコギも天ぷらにしました。関西ではあまりメジャーではないかも知れませんが、先日の「秘密のケンミンショー」ではちょうどウコギが出てましたね。

ウコギはそこまで大きくならない落葉樹です。木の幹にはトゲトゲがあり戦国時代には生垣としても活用された歴史があります。また、葉っぱも根っこも食用にできるので大切にされたんですね。

今回は食べるだけ新芽を摘み天ぷらにしました。小さな葉っぱですが、風味は市販されているタラの芽にも負けませんよ。何しろ摘みたてですから風味が非常に強いです。これもやはりお塩でサクサクっといただきます。

竹の子もウコギも風味豊かな春の味ですね。

天ぷらは鯛でしょ!

食材を買い付けに行ったときに天ぷらだったら鯛もしたいよねー、ということで鯛の切り身(皮付き、骨つき)を購入。

時間がない方は刺身用や柵でもらいいかと思いますが、皮付き骨つきにすることで食感やこの後のお楽しみも付属します。

鯛の天ぷら、美味いですよねー。そりゃ天下の家康様も愛するはずです。こちらの天ぷらもまずは塩からですが、2切れ目からはおろしポン酢でいただきます。

んー、んまい。高温でサクッと揚げて余熱で身に熱を通すことで、いい塩梅にホクホクでその身はしっとりです。

アラもうまい

鯛の骨つきにするのは、やはりお楽しみ「あら汁」を作りたいからですよね。下手すると生臭汁になっちゃうこともありますが、臭みを取る工程をすれば少しのアラでもしっかり旨味が抽出されます。

生臭汁にしないためには、塩を強めにふったアラを15分以上置いておくこと、そして一度湯通しをすることです。湯通ししたお湯は捨てて下さいね。

そのアラに水と昆布(粉末でもOK)を加えて加熱します。沸騰させすぎるのは厳禁、ただ、ぬる過ぎるものよくないので…、まぁ、それなりにブクブクする状態をキープしましょう。

面倒かもしれませんが、アクはとりましょう。アクを取り最後の仕上げてお塩とお醤油で味の調整です。分量記載していないので、まぁお好みですが薄味くらいがいいかと思います。

今回は痛恨…、三つ葉を忘れましたがそれでも鯛の風味豊かな一品が出来上がります!

最後に

春の味覚は風味豊かな香りを楽しむ感じですね。

竹の子ご飯の炊ける香り、ウコギの天ぷらを口に含んだときの山菜感。鯛のあら汁の旨み…、鯛のあら汁にはそー麺とかも合うだろうなぁ。

旬の食材を楽しむ。NEKODAの中ではこれが人生の楽しみのように思います。

もちろん外食も美味しいし好きですが、自分で育てた食材を、自分で料理する。それを気の知れたパートナーと「ああだこうだいう」、日常の繰り返しかも知れませんが、そういった時間を重ねていけることに幸せを感じてます。

感謝。