どうも、NEKODAです。
戸建に引っ越してからお庭にメダカの学校を作っています。
工事などで使うコンクリートを混ぜる箱(トロ箱)に水を張り、土を入れて睡蓮などの水性植物を植栽しています。
小さな自然界を作るビオトープというやつですね。数年経った現在ではメダカやエビ、水草たちが爆殖しています。
ビオトープとは
ビオトープは生命=bioと場所=toposを合わせて作った造語です。溜池のように大きな物もあれば、睡蓮鉢で完結するような小さな物など、サイズは様々ですがその中で一つの生態系を作ることがビオトープの醍醐味といえます。
NEKODAの認識としては「生態系が出来ている」を重要視しているので、環境を創って後は自然に任せることを意図しています。
最初の写真は設置して7年が経過していますが、いまではすっかり安定した環境が出来上がっています。
サイズは約820mm×511mmのトロ箱です。
初代は丁寧に作ったのでパイプを使いオーバーフロー機能もあります。二代目は庭に直埋めです。 |
このトロ箱が2つあり、一つは木枠で囲って床から20㎝くらい浮いた場所に設置、もう一つは地中に埋めてます。
木枠の方には水中から出てきた南米ウィローモスが繁殖していい感じに苔むしています(いい悪いの価値観は人それぞれなので…)。
最初は失敗も…
今でこそ増えたメダカやエビ、水草を整理するためにさらに新たなビオトープが増えてますが、初めて設置したときは知識もないままに進めたので多くのメダカ達をお星様にしてしまいました。
トロ箱に赤玉土をいれてホテイアオイを5個くらい浮かべただけの場所にメダカ30匹を投入…。
翌日には半数になってました…。まったくの素人で水合わせやバクテリアの存在も把握していませんでした。流石にカルキ抜きは薬を使ってやってましたが、全てが中途半端だったと思います。
ですが、その失敗の光景か脳裏にあるので、次はしっかり生かしてあげなくてはと知識も入れて改善しました。
いまはその時生き残った半数のDNAもしっかり引き継がれています。
改善点
この時いくつか改善したと思いますが、覚えている5点を紹介します。
- 平たくひいた赤玉土に高低差をつけた
- ホテイアオイ+水性植物を追加した
- 水を綺麗にする石を入れた
- メダカは30分以上水温合わせをした
- 餌は朝に1度だけにした
1の高低差については、最初は赤玉土を平たくならした状態でしたが、そこにメダカの好みを作る意図で高低差を作りました。これにより人が近づくと深いところに避難したり出来るようになったようです。また、その当時は夏になりつつある時期だったので暑さ対策にもなったようですね。
写真はその当時のもの。奥が浅瀬、手前が深い場所です。
2の水草増量は暑さ対策にも貢献してくれましたが、一番は水中の酸素不足解消に役立ちました。水草が多ければ水中の酸素が発生して多数のメダカでも酸欠にならずに済みます。根付くまでは酸素タブレットをいれて補ってます。
メダカが酸欠すると水面近くで口をパクパクさせます。そんなときは迷わず酸素をいれましょう! |
その頃植栽したのは睡蓮とナガバオモダカです。これらは数年経ったいまでも繁殖し続けてます。夏になると小さな睡蓮の花が目を楽しませてくれます。
また熱帯魚用に購入していた南米ウィローモスを夏の間だけと入れておいたら、見事に定着して爆増です。
この写真は現在のもので、ミナミヌマエビが大増殖しています。
南米ウィローモスとの相性はバッチリですね。
3は5にも繋がるんですが、エサのやりすぎで藻や濁りが発生したので小さなツブツブが沢山ある石を入れました。
バクテリアが発生しやすく水が綺麗になるそうです。
4の水合わせについては、ほんと無知だったと思います。これだけで初日のお星様たちはなかったと思います…。
お魚は水温の変化に敏感なので、温度が一気に変わるとショック死してしまうんです。
水温をあわせるには、購入してきた場合はそのまま水槽に30分程度浮かべておきましょう。
皆さんも気をつけて下さいね。
ちなみに1日の水温変化にはある程度耐えますが、真夏日が続いたりすると蒸散して水量も減りますし、暑すぎると酸欠したように口をパクパクさせるのでビオトープの設置場所や日陰を作るなど、気にかけてあげましょう。
たまーのお手入れ
ビオトープは1度安定してしまうと手入れはそこまで必要ありません。
夏場に蚊が発生するにはしますが、蚊の子供であるボウフラはメダカのご飯となるので、水槽内のボウフラはメダカ達に追われています。
ですから我が家では食事も少な目です。
現在はメダカ、ミナミヌマエビ、何か巻貝が住んでます。また、梅雨ごろにはカエルがやってきて去年はオタマじゃくしがザワザワしてましたね…。
大きな変更などは春に落ち葉などを取り除くときくらいです。その時に水蓮などの水性植物の肥料をあげます。
最後に
今回このビオトープ(メダカの学校)を記載して「もう少し管理してあげよ」と思ったので、これからは少しずつアップしていきたいと思います。大きな変化をつけるとそこに住む生き物たちがビックリするので少しずつですが…。
これからの季節、メダカを育てるのもいい時期ですから是非お試し下さい!
※最後の写真は睡蓮鉢のメダカたちです。すべて去年の卵から増えた子たちです。