猫の腎不全。嘔吐が増えトイレも少なくなり病院へ、明らかにぐったりしてる。

NEKODAです。

このブログをするようになって3ヶ月目になりました。9年前に出逢ったキク様と暮らすために建てたログハウス、そこで新たな家族のウメさんが来て…、何気ない日常に安らぎを感じていました。

そのキク様…、キクが腎不全と診断されました

ここではマイナスな話はしないようにと思っていたんですが、

猫嫁とも話し合った結果、起こった事実を自分たちが忘れないように、また、私たちと同じく猫を愛する方々のためにも何か参考になればと記録をしようということになりました。

ここではカテゴリーを「闘病日記」としておきます。

悲しい話しが多くなると思います、そういった話しが苦手な方は見ないようにして下さい。

腎不全とは

腎不全は猫にとっては宿命ともいえる病気です。過去の記事でも猫の祖先のお話を伝えたことがありますが、猫は少しの水でも生活できる腎臓を持っています。

ですが年齢を重ねると負荷がかかり腎臓の機能が低下してしまうんです。そして、この腎不全の嫌なところは、一度壊れた腎臓機能は「再生することはない」ということです。

これはある程度年齢を重ねた猫が通る道だそうです。10歳前後は気をつける必要がありますね。

気をつける方法としては、沢山お水を飲んでもらうとことと、やはり定期検診だと思います。

といっても、

我が家は水飲場の工夫や何かあれば病院へと常々伝えていたんですが、こういった結果になっているので、絶対はありません。今回申告されてから色々調べましたが、10歳前後の猫さんの場合は半年に一度検査をしてもいいと思います。血液検査で数値にあらわれますから。

突然の申告

我が家のキクは現在9歳4ヶ月です。

一年前の健康診断では数値的にはまったく問題なかったんですが…、今回嘔吐が続き、ウンチもしないようになっていたので病院へ行きました。

その当時の記事では毛球症を疑っていたんです。

毛繕いを凄くする子なので、この時期だからしっかりブラッシングをしてあげないと駄目だなぁ、という認識でした。

ただ、その状態が2日続いた夜はいつもは座らない猫用ホットカーペットに座り、元気がない様子でした。

明日はゴールデンウィークがあけるから病院へ行こうということで予約。昼過ぎに病院へ行きました。

その結果、「腎臓機能が著しく低下しているようです」と先生から告げられました。

その時の数値

腎不全と申告されたときの数値は、嘔吐を繰り返していた為に脱水症状が出ていたことと、腎臓機能が低下していることを示す2項目が特に悪かったです(BUM 尿素窒素、CRE クレアチニン)。

この数値から先生が説明してくれました。

「腎臓機能の75%消失、25%以下が残っている状態です」

信じられない、信じたくない、腎臓機能はもとには戻らないんだよね??、感情がグチャグチャになり猫嫁はパニックです。

そんな私たちに先生は、

この25%を守る!!

という所から、これからの治療方針を伝えてくれました。

治療方針は3つ

腎臓機能の残された25%を守る為に現在の医学でできることは点滴による治療です。治療といっても腎臓機能を取り戻すことは出来ないので、進行させないための処置です。

点滴をすることで血液量を増やし、腎臓に不純物が詰まるのを低減させるというものです。

この点滴の方法が3つ提案されました。効果が高い順に、

  • 静脈点滴(入院)
  • 静脈点滴(通院)
  • 皮下点滴(通院)

もちろん効果が高い静脈点滴(入院)を選択し入院させました。

ですがキクは人見知りが激しく、連れて行くときも病室にいるときも過呼吸気味になり、鼻を真っ赤に濡らしてしまいます。

近づく先生や看護師さんにも威嚇行動をとり奥の方で怯えます。

その子にあった治療を

思えばこういったキクの性格から、病院は難しいとこちらが躊躇してしまったのが問題でした。

今回は1日頑張ってもらいましたが、翌日は朝から面会に行き様子を確認すると…

食事をとらず、ウンチもせず、おしっこは多少した感じでした。

ですが威嚇行動は変わりませんし過呼吸状態も続きます。

先生と話し合った結果、夕方に再度血液検査をして数値を見てから1度考えましょうということになりました。

夕方、再度訪問して検査の結果を待ちます。

出てきた数値は…

初日高かった数値が安定しています(BUM 尿素窒素、CRE クレアチニン)。

先生と話した結果、皮下点滴に変更して自宅療養になりした。

最後に

突然の申告でしたが、いま思えば症状は幾つかあったと思います。そのことに早く対処できなかった自分を責める猫嫁「なぜキクがこんなことに」と泣き崩れています。

NEKODAもここに記載しながらも涙がでます。

腎臓機能は現在の医療では再生はしません。そのことを受け止めて、残された25%をいかに守っていくかが、そのまま命を守ることに繋がります。

精一杯努めます。

また進展あれば闘病日記に投稿していきますね。

…、

何度も「現在の」と伝えいるのは今年か来年には腎不全の希望「AIM」というタンパク質を用いた治療法が開発される予定です。猫の腎不全で悩まれている方、明るい未来はあります!。

一緒に頑張りましょう。