どうも、NEKODAです。
猫って自由でのんびりしてるイメージですよね。うちにも二匹の猫様がいるんですが、日中は主に日向ぼっこやお昼寝をしています。お腹が空けば「ニャー(ご飯は~?)」と上目遣いで声を掛け、頭をゴチっとしながら体を擦りつけてきます…、ん~、可愛い。
そんな姿に思わずデレっとしながら「ちょっと待ってね~、いま用意するからね~」と食事の準備をする奥様…。こんなに穏やかで優しい奥様は猫に対してのみのような気もしますが…、いや、そうすることが出来る猫の存在が凄いということですね。
そんな奥様とたまに話しにあがるのが「次に生まれ変わるなら、可愛がってくれる家猫だよね~」です。ポイントは猫ではなく、可愛がってくれる家猫です。
外猫は厳しい。
何故可愛がってくれる家猫限定かというと、キッパリ「外猫は厳しい」の一言です。猫は自由な生き物だから家の中だけは可哀想と言う人もいるとは思いますが…、外の世界に住む猫は本当に厳しい世界だと思います。
というのも、うちの庭を縄張りにしている雄猫がいます。呼び名は吾郎、フラッと現れてから早二年が経とうとしていますが出会った当初から歯が一本なく、一年後にはさらに一本抜け…、今は上下一本ずつの吾郎。

「うちの子になればいいのに!」と手を差し伸べますが、野生の猫は孤高です。私はまだ一度も触れたことがありません(奥様はササっと触ったようですが…)。それでも毎日のように会っていると窓越しながらコミュニケーションも取れているように感じます。
そんな吾郎を観察していると、日向ぼっこや自由に歩きまわれる様は「やっぱり猫は自由だなぁ」と思いますが、寒い日にプルプルしている姿や縄張り争いの喧嘩をみたり、なにより車が勢いよく走っている近くを歩いてる姿などを目撃すると、「外猫の世界は厳しい」と思い、やはり完全室内飼いが猫にとっての幸せではないのかと感じてしまいます。※人それぞれお考えはあるでしょうが。私はそう思いました。

統計的にみて
一般社団法人ペットフード協会が発表した資料によると、猫全体の平均寿命は15.32歳だったようです。犬全体は14.29歳 、猫のほうが長生きなんですね。※ 平成30年「全国犬猫飼育実態調査」より
さらに品種的にも平均寿命は違います。ちょっと古い資料になりますが 下記は、アニコムグループから毎年発行される「家庭どうぶつ白書2017」に示されたものです。ここに猫の保険契約頭数上位10品種の平均寿命が記載されていました(48ページ)。
順位 | 品種 | 平均寿命(歳) |
1 | 混血猫 | 14.3 |
2 | スコティッシュ・フォールド | 13.4 |
3 | アメリカン・ショートヘア | 13.5 |
4 | 日本猫 | 14.3 |
5 | マンチカン | 11.2 |
6 | ロシアンブルー | 13.1 |
7 | ノルウェージャン・フォレスト・キャット | 12.6 |
8 | ペルシャ(チンチラ) | 13.9 |
9 | メイン・クーン | 12.5 |
10 | ラグドール | 13.5 |
– | 猫全体 | 14.2 |
おー、我が家の混血猫たちは堂々の一位、長生きしてねー!!
そして気になる外猫の寿命は…。残念ながらはっきりとした統計はありませんでした。どこにも縛られず(登録されず)、自由に生きる外猫達なので当然と言えば当然ですが…。
最後に
今回のテーマ「猫は自由でのんびり、か?」の考察について参考になったのは、先に紹介した「家庭どうぶつ白書2017」の48、49ページに記載されていた内容です。
「猫の寿命を考える」 から始まるこの2ページには、登録されている猫たちからのデータではありますが詳細に記され、また日本での猫の歴史などもあり「だから外猫の文化がねー」と感心することがありました。
そして私の考えとしては、家猫として長生きすることは基本的には幸せなコト。そこから派生する課題については、飼い主側がしっかりと面倒を見ていくことで問題なし。という結論になりました(私の結論です)。