近所の山林で直径30センチ越えの木を伐りだしてきたので、玉切り状の原木を薪にします。
久しぶりに30センチ越えの木を切り出してきましたが、その大変さはなかなか伝えるのは難しいですね。
力仕事というのもありますが、坂での作業は緊張感があるんです。
30センチを超える木は玉切りした状態でも武器になるレベルなんです、投石の石みたい。
体力がないNEKODAは、9個の玉切りを無事家に持ち帰るだけで力尽きたのでした。
今回は、その苦労の末の原木を薪割りにしていきます。
この記事では、実際に一本の玉切りが薪になっていくプロセスを掲載しながら薪割りのコツや注意点を解説しています。
ギックリ腰の兆候に気を付ける
昨日の今日で趣味で肉体労働をしている訳ですが、地味に腰が痛い…。ギックリ腰とかではなく尾骶骨の上あたりが重いような、なにやら鈍さがありますね。
薪割りは姿勢を正しく保てばそこまで腰には負担がかからないと思っていますが、基本的に少しでも違和感を感じたら作業は中断しましょう。
私は学生時代に椎間板ヘルニアを経験しているで、腰の痛みには敏感な方なんです。
しかし、
あんまりよくないとは思いながらも「せっかく切り出してきたし、試しに一つくらい割ってみよう」という好奇心が痛みを打ち消しました。
それほど薪割りは楽しいんですよねー!
きっと皆さんも薪割りをしてみると爽快感や達成感を感じて病みつきになりますよ!
そのときはできるだけ次の注意点を気にしながら実践して下さい。
・斧を振り落とす際は、必ず腰も落としましょう(お相撲さんの蹲踞のイメージ)
・調子が良くてもコルセットは必ずしましょう
・腰痛持ちは薪割りをしないことが一番です
このときNEKODAは「早く割りたいな~」のワクワクと、お試しだからという甘い気持ちでコルセットもせずに薪割りをしました。
このときは…。
大きな玉切りは、薪割り台の世代交代に
山からでもどこかで貰うにしても、大きな玉切りを手に入れたら薪割り台の世代交代をします。
写真を見てもらうと分かると思いますが、左側が古い方ですね。
何度も叩いていると薪割り台の方にも傷や日々が大きくなってくるんです。
まぁ、今回は単純に切り出した木が大きいので交代なんですけどね。
薪割り台よりも大きな木を割ると、バランスが悪くて木が倒れてきたり割れた木が勢い多く飛んできたりします。
できるだけ大きな薪割り台がいいですね。
人によっては、その薪割り台にタイヤを乗せてその中に納まる玉切りで木の散乱を防ぐ方もいます。
NEKODAもタイヤは準備していますが、現状まだ対策していません。
今回は、一番大きな節のある木を新たな薪割り台に任命。
過去の薪割り台と比べるとやはりサイズが一回りは大きいですよね。
本日よりこの木を新たな薪割り台に任命したんですが、正直デカいし重い…。
シロアリ対策として、木は直接地面に置かないようにしていますが、これを毎回移動させるのは嫌だなぁ…(心の声)。
まぁ、使いながら考えていきましょう。
余談ですが、皆さんも段ボールなどの紙製品は地面(土)の上には置かないようにしましょう。
シロアリは湿った柔らかい木や紙(特に段ボール)に集まりやすいです。いまの季節(4月〜5月)は羽アリが飛んでくる可能性があるので注意が必要です。
話はそれましたが…。
今回も新しい薪割り台は地面に触れない場所に避難させていますよ。
斧で薪割り、とにかく叩きます(筋トレ効果絶大)
新たな薪割り台の上に割るようの木を置きます。同じ太さなんですが手前に設置したのを写真に撮ったのでバランス悪いですね。
今回はこの木をお試しで割ります!
いつものようにグレンスフォシュの大型薪割り用斧を振りかぶります。
このサイズはなかなか一撃では割れないのは理解していたんですが、
ターーーーーン!!、うはー、弾く弾く。
一撃目は見事に弾きました。
若干ニヤけつつ、2回目、3回目、4回目…。
斧の当たった部分には傷がつきますが、木には割れ目ができません。
この感覚は久しぶりだー、楽しいー!!(変態です)
実は細い木を一撃で割るのも爽快なんですが、太くて堅い木を何度も叩いて徐々に亀裂が入って割れてくるのもまた楽しいんですよ。
周りの人から見ると、多分狂気じみてると思いますが…。
ちなみに、この時に鍛えられるのが広背筋です。
また、斧を振りかぶることで肩回りの筋肉と、叩くさいに腰を落とす蹲踞の姿勢でスクワット効果も期待できますね。
いよいよ亀裂が!、ここから薪に
16打撃目にしてようやく明らかな亀裂ができました、ここまで来ると時間の問題です。
小さな亀裂ですが、中の繊維が裂けてきているのでここからサクサク割っていきます。
21回目くらいでこうなりました。
後もう一息なんですが、この向きからだと斧の刃がハマるだけになってきたので逆向きにします。
逆側も一応亀裂がありますね。今度はここを裂くように斧を振るいます。
ここから2度ほど叩くと2つに分かれてました。
こんな感じで割れるときはスパッと分かれます。
既に10分経過
ここまでで既に10分が経過、叩いた回数は50回はいったでしょうか…。
この木をは結構堅いです。なんの木なんでしょうか。なにやら切り口から薫るのはウィスキーのような燻されたような…、まさに薫るという感じです。また分かれば報告しますね。
徐々にバラバラになってきた木ですが、なかなか繊維もしっかりして丈夫そうな木ですね。
向きを変えたり、大きく割れたのをさらに半分にしたり細かくしていきます。
細かくといっても、これまでの30センチ以下の木の半分のサイズは優にあります。
ふぅーーーー、ここまでで既に20分以上経過しています、疲れたー。
最後に
薪割りは楽しいですが体力が必要です。
そして健康な体も…、この作業で腰の痛みがより鮮明になりました。
皆さんも腰痛対策はしっかりしてから薪割りに臨んで下さい。
また、安全靴もあるといいです。
一欠片の薪でも水分を含んでいると5キロ〜10キロくらいありますから、足に落ちると結構痛いです。今回も身を持って体験したのでお伝えしておきます!
いやー、しかし沢山叩いてスッキリしたかな。
・斧を振り落とす際は、必ず腰も落としましょう(お相撲さんの蹲踞のイメージ)
・調子が良くてもコルセットは必ずしましょう
・腰痛持ちは薪割りをしないことが一番です