どうも、NEKODAです。
もう山菜の季節も終わり、その山菜として取られず残ったものがモリモリと育ってきてますね。
我が家には鉢植えのタラの木とウコギ、ウルイ(オオバギボウシ)があります。
また庭から自然発生しているドクダミ、一度根絶したもののまだチョロチョロ生えてくるイタドリ…
美味しく食べられると言っても、そのままにしていると大変なことになります!
地下茎で増えるものは危険!
地下茎は地面の中を進み広がる茎です。
この地下茎を持つ植物はいろいろありますが、皆さんも良く目にしたり食べているものとしてジャガイモがあります。
また、このブログでも春になると取り上げている竹の子も地下茎で育ち広がります。
そんな地下茎植物の中でも忌み嫌われるトップ3にイタドリ、ミント、竹や笹があります。
これらは食用にもなるのでその時期はうれしかったりもしますが、それ以上に爆発的に広がり景観や下手すると地盤に影響を及ぼします。
イギリスではイタドリによって…
地下茎で増える植物でニュースになったことがあるのはイタドリです。
高知出身のNEKODAにとっては春先に山菜として食べていた食物です(スカンポともいいますね)。
このイタドリは19世紀にあのシーボルトさんが観賞用としてイギリスに持ち帰ったそうで…、
天敵もなく環境もイタドリに適していたようで、いまでは爆発的に繁殖しているようです。
「食べられるんだから増えてもいいんじゃないの??」と思っちゃうところですが、
このイタドリを放っておくと大変なことになります。
イタドリの地下茎は凄まじいパワーを持っていて、お家の基礎コンクリートも突き破ってしまうんです。
なのでイギリスの一部の銀行では、土地にイタドリがある場合は駆除しないとローンが通らないという厳しい判断もあるそうです。
ちなみに、
「それじゃ本家の日本もやばくない??」となりすが、日本にはイタドリを食べる虫がいたり、イタドリ以上に地下茎で繁殖する植物(竹など)があるためそこまで爆発的に繁殖しないそうです。
ただ、敷地内にイタドリがある場合は早急に処置をした方がいいです!
梅雨なので薬剤が効きにくいので、梅雨明けには必ず処置しましょう。
※お勧めの処置法は「一番のお勧め」で
ご存知ですか?、ミントテロ
地下茎で広がっていく危険植物として、恐ろしい異名(ミントテロ)が付けられているのがミントです。
ミントはハーブとして有名ですよね。
ミントのあるお庭を歩いたりすると、服に触れたりするだけでも爽やかないい香りがします。
ハーブティーもいいですし、モヒートなんかにドサっと入れても美味しいですよね。
ですが、
このミントも地下茎でズンズン広がっていきます。
しかも、ミントの場合は種からも増えますから、増え方が半端ではありません。
なのでお庭にミントを地植えをしている家から、自宅に進出するなんてこともあり得ます。
こういった行為をミントテロと言ったりします。
知らず知らずのうちにミントテロをしないように、地植えは避けましょう。
なお、増えていくミントは勝手にハイブリッド化して香りも弱かったりします。
※お勧めの処置法は「一番のお勧め」で
ドクダミも強繁殖力です
ドクダミは乾燥させてお茶にしたドクダミ茶が有名ですよね。
このドクダミは名前にドク(毒)が入ってますが、これは毒を抑えるという意味から由来しているといわれます。
昔から民間療法として活用されてますが、実は厚生労働大臣によって公示される「日本薬局方」にも載っているんです。
生薬名は十薬(じゅうやく)、
名前の通り飲み薬として、塗り薬として様々な効果があるといわれます。
ただし、
やはり繁殖力が強いですし葉っぱなどを踏んだりすると独特な臭いがします。
この臭いが嫌いな人が多いようですね。
我が家でも毎年増殖していますがこのドクダミはそのまま放置しています(臭いが気にならないので)。
実際にやってみた駆除法
イタドリ、ミント、タラの木なども様々な駆除方法があります。
ちなみに我が家ではこれら3種のうち2種(イタドリ、タラの木)を同じ方法で駆除しました。
ミントは普通に抜いて根を取り除くと消えました。
同じようにイタドリ、タラの木を抜いていたんですが、これらは根がめちゃくちゃ太く強いんです。
直径2センチは当たり前で、太いと3センチ以上になっていたと記憶しています。
これを全て取り除くのは大変です。
その時に処置したのは「根っこに熱湯を注ぐ」でした。なかなか効果があったと思います。
ただし、この方法は他の植物があると出来ないのでイタドリやタラの木だけがある場合は有効ですね。
一番のお勧め
イタドリは完全に根絶できていませんが、9割以上制圧したのがラウンドアップでした。
ラウンドアップはグリホサート系の除草剤です。
このグリホサート系の除草剤の特徴は葉っぱから浸透して根まで枯らすというもの。
効果は絶大で、様々な雑草から大切な植物まで…、この薬剤がかかった植物はほぼ確実に枯れます。
ですので残したい植物がある場合は使用は控えた方がいいですね。
では我が家ではどうしたのかというと、
晴れた日にハケで葉っぱに塗るという人海戦術と合わせて使いました。
また、必要な植物にかからないようにする工夫も忘れずにです(ビニールなどで覆う)。
このラウンドアップは地面に落ちると効果がなくなるので土が駄目になることはありませんし、植物に付着しなければ問題ありません。
そこを理解して使用すると世界が広がります。
巨大になったタラの木を苦渋の決断で駆除したときは、タラの木だけをビニールで覆い上部の一部に切れ込みを入れそこから薬剤を散布しました。
結果としてタラの木だけをピンポイントで駆除することに成功しています。
ただ、この時に気をつけないといけないのは垂れてくる薬剤です。
その辺りを工夫すれば大丈夫ですよ。
※あくまでも自己責任ですが。
送料など気になる場合はサイズの大きいものもありますよ |
最後に
地下茎植物からは恩恵もありますが扱いが大変です。
正直コントロールは難しいと考えた方がいいですね。
根絶するにはグリホサート系除草剤が一番だと思います。
その場合は必ず周囲の植物に気をつけて下さいね。
不十分だと周囲から緑は消えてなくなると思って下さい…、健闘を祈ります。