どうも、NEKODAです。
2月以降、猫様たちはどうもソワソワしているようで…、いよいよあの季節の到来です。あの季節というのは、以前「猫は自由でのんびり、か?」の記事でチョロッと話に出た吾郎…、そう、外猫たちのバトルの原因でもある猫様たちの恋の季節(発情期)なんですね。
発情期って?
猫様たちの発情期は日照時間が長くなる2月以降に始まります。この季節になると夜中に「ヴ~~」とか「ギャギャギャ~」というような声がしますよね。あれは男の子同士の喧嘩が中心ですが、中には女の子に嫌われちゃって怒られている場合もあるようです(「この人ストーカーです!」的な)。
日照時間が長くなり、暖かくなると猫様たちの生活も安定してきます。寒い時期は食べものが少ないですし、子猫たちの体温調節では生き残るには厳しいですからね…。
暖かい時期に子供を産む方が生存率が高くなることを、DNAは知っているんですね(凄い!)。
ちなみに、この時期を決めているのは女の子なんです。男の子はいつでも発情してるそうで…。ん~、これは人間にも言えるような…。やはり子孫を残すという大義を担っているのは女性ということなんですね。
大人の女性として
猫様の女の子の恋が始まるのは生まれてから6ヶ月から12ヶ月くらい、そのタイミングに暖かい時期(2月~4月、6月~8月)になると恋に落ちる体制が整います。男の子に関してはいつでも発情しているので、女の子がOKであれば成立するということです。
なお、暖かくなる条件は太陽光だけでなく人工灯も影響するようで、室内にいる子の場合はなんと発情期が長いという結果もあるそうです。ですから、暖かい状態であれば季節に関係なく3回、もしくは4回は恋に落ちちゃうんですね。
室内で一緒に暮らしている場合は、だいたいの方が避妊手術や去勢種手術をされていると思うので、そこまで気にすることは無いと思いますが家と外の往来があり、手術をしていないような場合はなにかと苦労もあるかと思います。
※写真は「術後のウメさん」痛々しいですがしょうがないです。
この時期の行動
猫様の恋の季節(発情期)、この時期の猫様たちの行動には男の子・女の子ともそれぞれ普段とは違いがみられます。
まず男の子がどんな行動をするのかを幾つか挙げてみましょう。
- スプレーをする(これが嫌いな人が多いですね)
- 攻撃性が高くなる(縄張り争いが増えます)
- 大きな声で鳴きます(ヴ~とかア~とか鳴きます)
- 落ち着きなく、家猫でも外に出たがります。
続いて女の子の行動の変化は、
- 男の子と同じく、家猫様でも外に出たがります。
- 大きな声でワーワー騒ぎます。
- 体をコスコスしてきます(人や家具など)。
- トイレによく行きます。
- お尻を持ち上げるような仕草をします(撫でたりすると特に)
- なかには食欲が落ちる子も。
どちらにも共通していることは大きな声で鳴くことです。これは女の子に発情周期というサイクルがあって、この期間に女の子は大きな声で鳴き、体を擦りつける仕草をします。その声に応えるために男の子が鳴き、そのやり取りのなかで男同士の喧嘩も起こるんですね。
発情周期には①発情前期、②発情期、③発情後期、④発情休止期からなり、女の子は14日~21日程度のサイクルで一巡するそうです。
※大きな声で鳴くのは主に①の発情前期に起こります。
※写真は絶賛スプレー中の吾郎(遠目なので写真画像が荒いです)。
困ったときの対処法
猫様たちの恋の季節(発情期)、自然の摂理ですから受け入れるしかないことです。ですが、猫様が嫌いな人達も世の中にはいます。そういった人たちから猫様を守るためにも一緒に暮らす場合は完全室内外がお勧めです。そして繁殖をお考えでないならばやはり去勢手術と避妊手術をするほうがいいでしょう。
それでも落ち着かない場合はマタタビで気を紛らわせたりすることも有効です。また獣医師の指導の下、睡眠導入剤などを検討してもいいかもしれませんね。
ただ、これらの処置を恋の季節(発情期)に続けることは猫様たちの体に負担がかかるので、お子様を望んでいない場合はやはり早めに去勢手術、不妊手術を行う方がいいですね。
その他の対処法としては、スプレーであればスプレーをする場所に撥水素材のなにかでガードをするといいでしょう。うちではプラ段ボール?を設置して定期的に洗っています。また夜に行動する場合が多いので、出来る限り昼のあいだに遊んで夜の体力を削ぐという作戦もあります(時間がかかりますが…)。
その他…、うちでは近所の人から「なんだか赤ちゃんのような声が…」と話のネタにされたことがあります。その時は「なんですかねぇ??」と応えていましたが、いま思うとそれはウメさん(次女)の鳴き声だったのかもしれません(後で気づきました)。ですから発情期の猫様と一緒に暮らしている方は、ご近所さんにそのことを伝えておいた方がいいかもしれません。
虐待とか思われて通報とか怖いですもんね。
最後に
猫様たちの恋の季節(発情期)。可愛い猫様が増えることを喜ぶだけではいけませんね。その子たちが幸せに生きられるよう、人間と共存できるよう、猫様の生態を知り、出来ることは人間側が支えてあげることが必要かと思います。